機能性ディスペプシア(FD､機能性胃腸症)の原因

■ 機能性ディスペプシアとは

■ 症状

• 食後の胃もたれ
• みぞおちの痛み
• 胸やけ
• 食欲不振
• 胃のむかつき、吐き気
• 早期膨満感(すぐにお腹が一杯になる)

■ 主な原因

胃の運動機能障害

胃の知覚過敏

口の内の知覚過敏は良く聞きますが、胃でも知覚過敏が生じます。胃で知覚過敏が生じると、刺激に過剰に反応するようになり痛みなどに敏感になります。その結果、胃酸が分泌されるとみぞおちの痛み、胸やけなどが起こりやすくなったり、少し食べただけでお腹一杯になる症状が出現します。

胃酸分泌

社会的・心理的要因

胃などの消化管の機能は自律神経が制御しています。自律神経の働きは社会的・心理的要因に影響されやすいため、ストレスなどで自律神経が失調すると機能性ディスペプシアに繋がりやすいと言われています。

生活習慣のみだれ

アルコール、喫煙、不規則な生活、脂っこい食事、炭水化物などが症状を誘発させると言われています。

ピロリ菌

ピロリ菌は胃粘膜に住み着く細菌であり、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの発症を招きます。機能性ディスペプシアとピロリ菌の関連は明確には分かっていませんが、除菌すると症状がやわらぐ例もでています。

● 治療方法

消化管の運動機能を改善する薬、ストレスを和らげる薬、漢方薬(六君子湯)の中から適切な薬を選択します。またその中で「アコチアミド」(商品名アコファイドⓇ)は機能性ディスペプシアに初めて認証されました。

一般的な病院、整体院、整骨院での機能性ディスペプシア(FD､機能性胃腸症､ストレス性胃炎､神経性胃炎､症候性胃炎)の対処法とは？

■ 主な薬の種類

• 胃酸分泌抑制剤

  PPI(プロトンプ阻害薬)やH２ブロッカーなどが使用され、胃酸の分泌を抑え、痛や胸やけを軽減します。

• 消化管運動機能改善薬

  アコチアミド(商品名アコファイドⓇ)やモサプリドが胃の運動機能を高めて胃もたれや、早期の満腹感などを改善します。また、アコチアミドは機能性ディスペプシアに初めて認証されました。

• 漢方薬

  六君子湯には胃の運動機能を顔善する効果があり、ガイドラインに推薦されています。

• 抗うつ薬・抗不安薬

  ストレスや不安感が症状に関与している場合、精神症状を軽減するために処方されます。

なかなか改善しない方へ

機能性ディスペプシア(機能性胃腸症､ストレス性胃炎､神経性胃炎､症候性胃炎)でお悩みのあなたは今まで、

• 薬を飲む
• サプリメントを取り入れる
• 軽い運動を行う
• 寝る前のストレッチを行う
• お腹や腰、腸周辺のマッサージを行う
• 骨盤調整を行う
• ピラティスやヨガを行う

などの対処法をされてきたのではないでしょうか？

もちろん、上記の対処方法を行うことにより、機能性ディスペプシア(FD,機能性胃腸症、ストレス性胃炎、症候性胃炎)の症状が改善されることも稀にありますが、大多数の方の中にはなかなか機能性ディスペプシアの症状が改善しなくて体調が思わしくない方、良くなったり、悪くなったりを繰り返すことがある方も多いのではないでしょうか？

■ このような方にこそ当院をおすすめします。

• 3院以上の治療院に行ったけれど痛みがとれない方
• 病院では「異常なし」と言われたのに全然良くならない方
• 6か月以上同じ症状でお困りの方